ようやく宅建業免許申請の書類が整った
滋賀県大津市で行政書士をしてる中島です。
あとは来週お客様に押印してもらうだけ。
予定通り、今月中に申請できそうです♪
さて、今日はちょっと解説的な内容。
昨日のブログ、
【関西企業・老舗企業の成功の鍵は『デザイン力』】
という記事の中で、「感性的価値」という日本政策投資銀行が
言い表した言葉が出てきました。
感性的価値とは・・・
消費者の感性には働きかけて共感を得ることができる、
そのコンセプトやストーリー性といった商品が持つ
「本質的な個性」ともいえるもの
経産省では「感性価値」と提唱しており、同義です。
ちなみに経産省では「感性価値創造活動の推進」という
ページもあります。
この中で、「いい商品、いいサービス」とは
作り手のこだわり、趣向、遊び、美意識、コンセプトなどが、
技術、デザイン、信頼、機能、コスト等によって裏打ちされ、
ストーリーやメッセージをもって「可視化」し「もの語り」化
することにより、これが、生活者に「感動」「共感」をもって
受け止められる商品やサービス。
と言っていますね。
昨日紹介した、
【デザイン・イノベーションによる関西企業の高付加価値化戦略
〜デザインを新たな経営資源とする企業の事例から〜】
という報告書の18ページにも、こんな記述があります。
幸いなことに、関西にはリソースとなる無形の資産、
感性的価値の源泉が豊富にある。だからこそ、
国際競争の渦中にあって、いかに自己の魅力を再発見し、
ストーリー性を持たせて発信するかが、今後世界から
ますます問われることになろう。
要は、無形の資産(知的資産)の連鎖による価値創造ストーリーが
商品サービスを通じて、機能面だけでない「感動」「共感」といった
感性的価値を生み出すわけです。
つまり、感性的価値の源泉=知的資産ですね。
で、今日紹介するのは「意味的価値」。
この言葉は、昨年の中小企業家しんぶん(同友会)の
「意味的価値を考える」という記事で知りました。
ここで「意味的価値」とは、
顧客の側が商品に対して主観的に意味づけすることで
生まれる価値、客観的数値で量的評価ができないようなもの、
あるいは顧客も気づいていないような新しい機能が
提案されているもの
と定義しています。
この元ネタは、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)の
【ものづくりにおける深層の付加価値創造:
組織能力の積み重ねと意味的価値のマネジメント】
の中で紹介されたもの。
この中で、意味的価値とは・・・
たとえば、消費財であれば、顧客のこだわりを演出する価値、
生産財であればソリューション提供による価値、などに
代表されるような、単なる商品の機能・スペックを超えた顧客価値
と説明してます。
そして、この【報告書(PDF)】の中では、こんな説明があります。
持続的な付加価値創造を実現するためには、
@商品ではなく組織能力の強みを構築することと
A機能的価値だけでなく意味的価値を創出すること
の両面を考える必要がある
といい、
「組織能力の積み重ね」によって「意味的価値」を創出する
と述べています。
そして、
企業の強みに関して模倣されないためには、商品ではなく、
組織能力での独自性が必要
と。
この組織能力とは、要約すると、
企業固有に構築された市場では取引できない
資源と能力で、長年時間をかけて積み重ねられたもの
と定義しています。
この組織能力は【ストーリーとしての競争戦略】でも、
組織能力の戦略論として出てきます。
それによると、「組織能力の戦略論」とは、
他社と違った「もの」を持つ
企業の内的な要因に競争優位の源泉を求める
経営資源の観点から見る
「独自の強みを持ちましょう」という考え方
ということです。
こう見ていくと、感性的価値≒意味的価値と言えますね。
で、その源泉となるのが組織能力であり無形の資産。
企業独自に構築された知的資産による価値創造ストーリーが
感性的価値・意味的価値を生み出す。
まぁ、平たく言えば、モノだけでなくコトの提供。
そのために自社内の無形の経営資源(知的資産)を
把握して、磨こうぜって感じですね。
そうすることで、イノベーション(新しい価値)を起こし、
顧客の創造(お客作り)につなげていくと。
いろんな表現や言葉がありますが、自社の強みを知って
価値用して、自社独自の顧客価値・付加価値を作り出すことが
大事なんだなと。
まぁ、まとまってるようなまとまってないような文章になったけど^^;
明日は戦略社長塾応用編の第2回目。
こんな話も入れよかなと。
間違いなく帰りが遅く、ブログ更新は・・・(ーー;)
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