朝５時４６分に黙とうをしていた
滋賀県大津市で行政書士をしてる中島です。
１６年前の今日。
当時２３歳だった僕は、水商売を辞めて、
その年の１月５日に前の会社に入社したばかりだった。
月曜日が定休日だったので、２回目の休み。
なので、月曜日だったことははっきりと覚えている。
その日は、水商売時代に知り合った
近くの女性の家に泊まり、ぐっすり寝ていた。
そしてそれは、その時、突然襲ってきた。
こちら大津市でもかなりの、しかも長い揺れだった。
寝ぼけながらも、全身でその女性に
覆いかぶさったことを覚えている。
おそらく、その女性を本能的に守ろうとしたのか。
しかし、そのあたりの意識は覚えていない。
目が覚めて、テレビをつけていると、
これが日本か！というような光景が飛び込んできた。
「こッ、神戸が燃えている！！！」
まるで戦場のような光景に、
思わず青ざめたことを記憶している。
その年の春に携帯電話を初めて持ったものの、
携帯電話なんてほとんど普及していない時代。
ポケベル全盛期。
その２年前には、『ポケベルが鳴らなくて』
という曲が大ヒットしたほどだ。
後で聞いた話だが、家を不在にしていたため、
母は何度もポケベルに連絡したそうだ。
でも、電話回線自体がパンクしていたせいで
全然繋がらず。
近くに居たのですぐに戻ったものの、
どこに行った分からなかったので
ものすごく不安だったと、後に聞いた。
僕自身も家族が無事で少しほっとしたけど、
実はもうひとつ気になることがあった。
大学を中退していたとはいえ、在学ならば、
一浪しているので４回生。
神戸の大学だったので、神戸は通い慣れた街。
そして友人も神戸に多数いた。
また、高校からの親友の一人はは、一浪で神戸大学に行き、
六甲道に住んでいたので、それこそ真っ只中。
連絡できるようになってから、無事だったことを確認したけど、
それまでは死んでいるんじゃないかと心配だった。
あれから１６年。
今年が３０代最後の年。
当時は寝ていた時間が、今は起きてちょっとの時間。
いつものように５時半前に起き、テレビを見ながら
５時４６分に黙とう捧げた。
今も鮮明に残るあの光景。
けっして忘れてはならない。
そして、なんやかんや言いながらも、
元気に生きていることに感謝しなければ。
あの日の震災でお亡くなりになられた方の
ご冥福をお祈り申し上げます。
今日も読んで頂きありがとうござます！！
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