滋賀県大津市で行政書士をしてる
5時半起きの中島です。
昨日の朝日新聞の社会面に、
「住宅ローン滞納 都市部で競売倍増」
「任意売却で傷浅く」
と言うのがありました。
これに関連することを、このブログでも
自身の体験を合わせて大公開してます。
で、その時の記事のアクセスが多かったので、
またここで情報提供したいと思います。
今回紹介するのは、
「担保不動産競売」についてです。
「担保不動産競売」とは、
競売による不動産担保権の実行をいいます。
つまり、債権者(お金を貸している側)が、
債務者(お金を借りている側)が住んでいる土地建物に、
貸しているお金の担保として、抵当権を設定していて、
返せなくなったときに、裁判所に申し立てて、
差し押さえをし、強制的に売却させて、その代金で
返済されていない分に充てることです。
ものすごく、ざっくり説明しましたけど。
で、裁判所に申し立てられると、
「担保不動産競売開始決定」という通知書が、
裁判所から送られてきます。
現物を見ることはなかなかないでしょうけど、
最近は、給料減額等の理由で、住宅ローンの返済が滞り、
競売が増加しているということで、ここでその現物を、
また大公開します。
住宅ローンではない別の理由でしたが、
これが届く数ヶ月前に、その張本人は
家から出て行ったんです。
債権者とは以前に和解していたらしいけど、
返済はほったらかしのままだったようで、
「寝耳に水」的に届いたものです。
去年の4月に、我が家に届いたものがこれ↓
競売開始決定通知.PDF
その後の僕らの奔走ぶりは、こちらのブログを↓
2009年04月23日
2009年05月25日
で、結局、僕らが債権者と交渉し、
競売を取下げてもらいました。
しかし、競売を取り下げてもらうにも、
お金が必要です。
というのも、すでに、開始決定されてから、
家に執行官が来ていました。
何度か訪れていたらしく、今回いなかったら、
強制的に中に入るところだったそうです。
実際、執行官と共に、鍵屋さんが同行していました。
つまり、鍵屋に鍵を開けさせ、強制的に入ると言うことです。
これ、ドラマと違いますよ!!
詳しくは過去の2009年06月03日の記事の
「マイホーム競売が最多!」に書きました。
これら執行官にかかる経費などを担保するために、
さらに、不動産競売申立登録免許税や
郵便代や印紙代などなども含めて、
競売を申し立てる債権者が、あらかじめ
「執行予納金」として80万円ほど納めます。
取り下げをした場合、使った経費等を差し引いて
債権者に返されますけど、取り下げる場合、
その差し引かれた分を、債務者が債権者に払うわけです。
これらの明細書がこれ↓
競売申立費用.PDF
けっこう高いでしょ。
まぁ、競売を取り下げる場合も、
数十万円単位のお金がいるってことです。
もし、競売になっても、実際に実行されるまでは、
1年前後時間がかかります。
で、競売で落札される価格も低いので、
少しでも高く売ろうと、「任意売却」をするわけですね。
そして、任意売却が成立すると、
競売の取り下げをするわけです。
ただ、競売の入札が始まってしまうと、
任意売却に応じない金融機関も多いようです。
こんなことにならないに越したことはないですけど、
いざなってしまったときに、見慣れない通知書などに
あせらないよう、今回も大公開しちゃいました。
今日も読んで頂きありがとうござます!!
行政書士ブログランキングにも参加してます。
↓↓是非こちらをワンクリックして、応援の程お願い致します。

↑恵みのクリックを


ベスト10位には、なかなか入れないようで^^;
人気ブログランキングにも参加してます。
↓↓よろしければ、こちらにもワンクリックして下さい。

↑お情けクリック