今年から、孫子の兵法を改めて勉強している
滋賀県大津市の歌って踊れる行政書士の中島です。
孫子の兵法。
戦略社長塾の基でもある、ランチェスターの
弱者の戦略をはじめ多くの戦略論にも通じ、
知的資産経営にも通じています。
実は、孫子の兵法は、23歳のときから
縁があるんですよね。
前職の会社は、僕が入社してから暫くは、
その社名は孫子の兵法からそのまま取って
「孫子」だったんです。
今思えば、孫子の兵法、戦略論に適った
戦略・マーケティングをしてたなぁと。
で、今日はその「孫子の兵法」の中から、
第1篇「始計篇」の一部を引用しつつ、
その内容を箇条書きでまとめたものを
書いておきます。
◆勝算のある勝負のみすべし!
兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり、察せざる可からず。
故に之を経(おさ)むるに五事を以てし、之を校(こう)するに計を以てして、其の情を索(もと)む。
一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法。
道は、民をして上と意を同じうせしめ、之と死す可(べ)く、之と生く可(べ)くして、危を畏れざるなり。
天は、陰陽寒暑時制なり。
地は、遠近険易広狭死生なり。
将は、智信仁勇厳なり。
法は、曲制官道主用なり。
凡そ此の五者、将は聞かざる莫かれ。
之を知る者は勝ち、知らざる者は勝たず。
故に之を校するに計を以てして、其の情を索む。
主 孰(いづ)れか有道なる、将 孰(いづ)れか有能なる、天地 孰(いづ)れかか得たる、法令 孰(いづ)れか行はる、兵衆 孰(いづ)れか強かる、士卒 孰(いづ)れか練れたる、賞罰 孰(いづ)れか明らかなる。
吾れ此れを以て勝負を知る。
◆五事七計
=戦の前に勝算を計算するチェック項目
●五事(考慮すべき5つの項目)
1.道=集団の意志、大義名分、ビジョン
→自社の生存領域、企業の理念・目的
他にない価値の創造
2.天=自然環境、時流
→外部環境、社会情勢、市場ニーズ
3.地=戦場の特徴、地形の条件、地の利
→強み・独自ノウハウを生かすことが
できる事業領域、ポジショニング
4.将=リーダーの資質、必須能力
・智=知略、知恵があるか
・信=信頼を得ているか
・仁=仁慈、愛情に富んでいるか
・勇=決断力、率先して行動できるか
・厳=厳格さがあるか
5.法=組織編成、軍規、物資の補給方式
→組織の在り方
◆七計(敵と自分を比較する7つの基準)
1.主 孰れか有道なる
=どちらに道があるか
→理念・ビジョンが社員の士気を
高めているのはどちらか。
どちらの価値創造が素晴らしいか
2.将 孰れか有能なる、
=どちらのリーダーが有能か
→良い人材を幹部登用しているか
3.天地 孰れか得たる
=自然環境はどちらに有利か
→市場の状況
4.法令 孰れか行はる
=法令が行き届いているのはどちらか
→組織力、意思決定の早さ
5.兵衆 孰(いづ)れか強かる、
=兵力で勝るのはどちらか
→社員の資質、胆力
6.士卒 孰(いづ)れか練れたる、
=どちらの兵士がよく訓練されているか
→社員の熟練度
7.賞罰 孰(いづ)れか明らかなる。
=賞罰はどちらが公平に行っているか
→報奨、適正評価・査定
要は、組織のミッションと外部環境を
見極め、強み(知的資産)が生きる
事業領域を定め、有能な社長のもと、
組織体制を整えろみたいな。
これ、戦略社長塾での内容と同じで、
知的資産経営の支援でも一緒。
しかも、ドラッカーは事業の定義の
3要素として
・組織のミッション
・組織を取り巻く環境
・組織の卓越性(強み・知識)
を挙げてるけど、全く同じ。
孫子の兵法では、その比較の仕方まで
説いているんですね。
五事七計、、、凄いなと。
あっ、2,700回目の記事更新でした^^
今日も読んで頂きありがとうござます!!
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