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2009年12月05日

「事業再生」研修にて1‐銀行のものさし‐

あなたのご訪問に感謝です!
滋賀県大津市行政書士をしてる5時半起きの中島です。


今日の午後は、行政書士会の研修に行ってきました。

「事業再生の概略と行政書士の関わり方」
という研修です。

最近の滋賀県行政書士会の研修は、
なかなか内容の濃いものが多いです。

今日の研修では、行政書士試験での一般知識問題や
僕が本などで学んだ知識のフィードバックも出来ました。

いざ「事業再生」となると、行政書士として関われるのは
あまりないかもしれませんけど、予防法務的に
情報提供やアドバイス等は出来るのかなと。

なにせ、実際に事業再生となると、
いろんな専門家とチームを組まないと出来ませんし。


で、整理的な意味も含めて、今日の内容を
少し触れてみます。

でも、今日のブログは長編です^^;

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 銀行が「貸せない」理由
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

亀井大臣の発言が目立ったモラトリアム法案。

金融機関に、借金の返済猶予や貸し出し条件の
変更を促す「中小企業金融円滑化法」ですね。

昨日の4日施行されましたけど、実際の運営が
どうなるかは、これからでしょうけど。。。

今日の朝日新聞によると、銀行は取り組みを
強化するとしていますが、貸し渋りを恐れる
経営者とかは、尻込みしているそうです。

なので、どこまで効果があるのかは未知数だそうで。

で、その「貸し渋り」。

なぜ銀行が「貸し渋り」をするのかを、
銀行側の事情で少し見てみます。

まず、銀行には「金融機関の健全性の確保」と
いうものがあります。

それに関する銀行の財務健全性を判断する指標として、
2つの大きな指標があります。

1.自己資本比率
2.不良債権比率

自己資本比率=自己資本/総資産 ですね。

総資産とは、他人資本+自己資本。
勿論「自己資本」というと、
自分のお金で、返済する必要のないお金です。

他人資本は、他人から借りたお金で返済義務のあるお金です。
銀行の場合だと、「預金」ですね。

この預金は、預金者がお金をおろしたいと思ったら、
銀行は払わないといけません。

で、この調達したお金(自己資本と他人資本)を
金利を付けて貸し出すわけです。

この総資産に占める自己資本の割合が、
自己資本比率というわけですが、
銀行にはこの割合にルールがあります。

国内ルール・・・4%
国際ルール・・・8%

これを下回って業務をしてはいけないんです。

ちなみに銀行の場合、調達した資金=自己資本+他人資本
を「貸付金」という資産で運用するので、
総資産=貸付金と解釈します。

例えば、自己資本が5で、貸付金が100だと
自己資本比率は5%ということです。

もし、貸付金のうち7が不良債権化すると。。。

自己資本の5が飛ぶばかりか、預金者全員には
払い戻しができなくなりますね。

なので、最低限の自己資本比率が求められるわけです。

そして、自己資本を圧迫する2.の不良債権比率。

この割合も4%以下を求められています。

だから極端な話し、自己資本比率を圧迫しそうな、
つまり少しでも不安要素のあるところには貸さず、
ある程度優良なところに貸すわけですね。

さらに、信用保証協会付き融資だと、
信用保証協会が元利100%を保証していましたが、
「責任共有制度」により80%しか保証しなくなりました。

いわば、今までは信用保証協会付きだと、
元金・利息共にノーリスクだったものが、
20%はリスクを背負うことになっています。

銀行は「リスク」を負うことはしないので、
余計にシビアになったわけですね。

ちなみにプロパー融資というと、
銀行が全リスクを負って貸し出す融資です。

なので、銀行が必要もないのに融資を勧めてきた際に、
もしそれがプロパー融資なら、かなり優良企業ってことですね。

試しに、「プロパー」ですかって聞いてみると、
「保証協会付きで」って言われるのがほとんどかと。

晴れた日に傘を貸して、雨の日に貸さない・・・

こういった銀行側の事情もあるわけです。

融資の仕組み

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 銀行のものさし(債務者区分)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

銀行には以下のような区分があります。

1.正常先
2.要注意先(要管理先以外)
2.要注意先(要管理先)
3.破綻懸念先
4.実質破綻先
5.破綻先

で、2.要注意先(要管理先)以下は、
「不良債権」という区分で、
正常先・要注意先(要管理先以外)が「正常債権」です。

そして、貸倒引当金としてそれぞれ、
だいたい以下のような設定をしているそうです。

3〜5%・・・・・・・・・1.正常先
15%・・・・・・・・・・2.要注意先
75%(債務超過)・・・・3.破綻懸念先
85%(6ヶ月以上延滞)・4.実質破綻先
100%・・・・・・・・・5.破綻先

で、この債務者区分ですけど、
体力の弱い銀行ほど、融資先の企業の査定を
引き上げようとする傾向があるそうです。

例えば、実質は「要注意先」でも正常先にしたり。

この場合、融資先の会社としては、
融資してくれるのだからありがたいことかも。

でも、この銀行が、合併されると・・・

合併する側の銀行は、体力のある銀行です。

なので、あえて水増し査定までして
利息を得る必要もありません。

そうすると、融資先だった会社は・・・

合併後の銀行からは、低い査定で見られる。
というか、本来の査定で見られます。

そうなると、合併前の銀行とは違い、
貸し渋り・貸しはがしが。

なにせ、合併前の体力の弱い銀行は、
リスクを負ってでも貸して、利息を得て、
体力を回復したいと思うわけですけど、
体力のある銀行は、そこまでリスクを負ってまで・・・
って感じです。

そうならないためにも、会社も
自社は本当はどう見られているのかということを
考えておかないといけないわけですね。

また、リスケジュール(リスケ)をすると、
債務者区分も落ちます。

でも、返済のために融資を膨らませるよりも、
リスケしてキャッシュフローをよくし、
その間に再生を図るというのも有効です。


とまぁ、かなり長くなりましたけど、
今日の研修内容の一部でした。



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posted by こうたん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 融資・事業再生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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